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失敗しないために!老人ホームの選ぶ流れをお伝えします

公開日:2021/12/01   最終更新日:2022/05/12


老人ホームの入所の手順や手続きについて、ばっちり!という方はあまり多くはないのでしょうか。実際に入居するにあたっては、サービス内容、値段のほかにも多く考えることがあります。ここでは老人ホームの入居前に考えるべきこと、入所場所を選定するにあたって考えるべきこと、入所までの手順について紹介していきます。

希望する生活を考える

老人ホームの入居について検討する時に大切なのは現在の状況から老人ホームに入居してどのような効果を得たいかを明確にすることです。そのためには、各ホームの特色を抑え、自分が得たい効果を照らし合わせる手順が必要になります。

現在の状況で「周りに話し相手、友達がいない」「足が悪く、買い物や通院が大変」「親族の居住地が遠く、軽い介護程度も頼めない」「痴呆が始まり、生活に支障が出ている」「徘徊や暴力的な言動が増えた」などの段階や状況によりますが、老人ホームに何をして欲しいのか、何を補ってほしいのかを明確化することで希望する生活に近づけることができます。

介護が必要ない、あるいは軽い介護ならばデイサービスを選択、併用できますし、介護が大いに必要であったり、手助けする親族が近くにいなかったりする場合は、入所を前提とした生活スタイルを考える必要があります。そのことは、本人だけでなく、親族の生活スタイルにも影響するので、慎重に検討したいところです。

希望する条件を整理する

まず、気になるのが費用です。老人ホームの費用は千差万別です。払えなければ、退所するしかありません。自身の経済状況にあったホームを選定するのが前提です。また、多くの場合入所時には一時金としてお金が必要になることを覚えておきましょう。

次に、立地条件です。様子を見に行ったり、必要なものを補充したり、ホームとの情報交換、手続きなど、身元保証人や介護者はすることが多くあります。通いやすい立地であることは肉体的、精神的負担を軽減し、入所者との関係を維持する上では重要になります。

運営会社やサービス内容も重要な判断基準です。老人ホームの運営母体はさまざまですが、慈善事業ではありません。当然、お金が動く話なので、会社が倒産、経営難になることもあります。倒産すれば退所、移転。経営難になればサービスや人員の削減などがあり得ます。できればそのような事態は避けたいところです。入所者の家族が知り合いにいれば介護人員が確保されているか、サービスは適切かなどから多少推察できるでしょう。

サービス内容については、希望する介護サービスが受けられるかを確認しましょう。人員については、とくに夜間の最少人数を聞いておきましょう。在宅介護が難しくなった場合は、自宅で行っていたケアを継続できるか、入浴回数は何回かなども重要です。

上記の希望する生活スタイルと照らし合わせて確認しましょう。実際に入所しての生活で重要なのが食事とレクリエーションの内容です。入所者は、多くの時間を館内で過ごすため、この二つは入所者の満足感、充実感を上げるには重要です。

食事の内容はバランスが取れているか、誕生日などには本人の好みを反映した食べ物を出したりするか、料金はいくらかなどは確認しておきましょう。レクリエーションは、各所、リトミック、趣味教室、合唱、出張講演、花見など工夫を凝らしたものが行われています。内容は緩慢ではないか、適切な運動ができるよう配慮されているか、頻度はどのくらいかを確認しましょう。

老人ホームを探し、比較する

情報集めは大きく分けて、施設のパンフレット、インターネットのポータルサイト、老人ホームの公式サイト、役所や地域包括支援センター、担当のケアマネジャー、入所家族の評判というものによることになります。

ポータルサイトは、多くのホームの比較が可能です。条件検索を活用すれば効率的に検索できます。老人ホームの公式サイトや役所や地域包括支援センターからも情報を得られます。パンフレットや公式サイトには運営母体、ホームの強み、運営方針などが書かれています。

役所や地域包括支援センターは、近隣地域の老人ホーム一覧などを用意していることがあります。担当のケアマネジャーからも情報を得ることはできますが、持っている情報量も個人差があり、経験や能力に左右される側面があります。これらの情報を精査して、希望の生活スタイルに近づけてくれる事業所を絞り込んでいきましょう。

気になる老人ホームを見学する

見学は必ず複数の施設に行きましょう。実際に見てみることでカタログやホームページの情報だけでは分からない、職員や入居者の雰囲気などを確認できます。見学を終了したら、それぞれの印象も含めメモに残しておきましょう。小さな気づきが入所を決定する材料になるかもしれません。

可能なら体験入居してみる

ホームを見学して、いいなと思ったホームがあったら、本契約する前に体験入居できるか確認してみましょう。見学では分からない点も体験入居で確認できることが多くあります。長く時間を過ごすことになる場所なので、しっかりと最終チェックを行う意味でも体験入居はおすすめです。

 

老人ホームの入所前に考えるべきこと、入居場所を選定するにあたって考えるべきこと、入居までの手順について紹介してきました。入所するまでには、多く考えるべきことや手順がありますが、ポイントを押さえて確認するべきことを確認すれば、希望するホームを見つけることができるでしょう。こちらで紹介した内容を参考に最適な老人ホームを見つけてください。

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