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身元保証人は親族以外でもよい?親族以外で頼れる人やサービスとは

公開日:2023/06/15  

高齢者

病院の入院や介護施設、シニア向け住宅などに入居するときは身元保証人が必要です。親族が身元保証人になることが一般的ですが、近年は身寄りのない高齢者も増えているため、不安に思う方もいるでしょう。今回は親族が近くにいない場合で、身元保証人として頼める人やサービスについて紹介していきます。

病院や介護施設に入るときは身元保証人が必要

年齢を重ねていくにつれて、生活していく中で身元保証人を求められるケースが増えてきます。たとえば、病院や介護施設に入るときに必要となることが多いのですが、なぜ求められるのかについて、それぞれのケースで紹介していきます。

病院

高齢になると病院へ通う機会も増えてくるでしょう。通院して診察をしてもらう程度ではとくに問題ありませんが、入院する場合には身元保証人が必要です。国が行った調査でも、数多くの病院が患者が入院する場合に身元保証人を求めているという結果が出ています。

しかし本来は、身元保証人がいないというだけで入院を拒否することは違法となるため入院できるはずなのですが、実際は入院を拒否されているケースが存在しているというのが現状です。

なぜそのようなことになるのかといえば、治療を受ける当事者が適切な判断をすることができない可能性もあることから、治療方針を一緒に聞いてもらえる第三者を求めることで、治療に対して理解を深めてもらい、本人に安心してもらえるからです。

また、入院後に万が一急変があった場合の連絡先や亡くなってしまった場合に身柄を誰が引き取ってくれるのかなど、いろいろな問題が出てくることも理由となっています。

ほかにも、入院生活に必要なものの準備や手術の立ち会いなどもありますが、入院費が支払えなくなった場合の対応などもあることから、病院側がリスクを回避するために身元保証を求めるケースが多いといえるでしょう。

介護施設

身体が不自由になってくれば、自分ひとりで生活することが困難になってくるため介護施設を検討しなければいけません。全国に数多くの介護施設が存在していますが、入居条件として年来や要介護度などいくつか掲げており、その中で多くの施設が必要としているものに身元保証人があります。

たとえば、入居中の生活の中でも年金や保険の手続きをしなければいけませんが、本人が手続きできない場合は代わりに対応してくれる人が必要となってきます。

また、入居時のケアプランをはじめ、入退去手続きや万が一亡くなってしまった後の手続きなどもしなければいけないため、病院と同じような理由で介護施設でもリスクを回避する目的で身元保証人が必要なケースが多いのです。

身元保証人は親族以外の友人や知人でも大丈夫

高齢者は入院や手術、施設への入所などの可能性が高まってくるため、そのための準備が必要となってきます。病院や介護施設などへ入居する場合は、身元保証人を求められることが多いのは先ほど説明した通りで、身元保証人を探さなければいけません。

身元保証人になる人としては、病院や介護施設への費用の支払が滞った場合は代わりに支払いをする必要があり、一定の責任を担わなければいけないために、通常は家族や親族に頼むことがほとんどです。

しかし、配偶者が先に亡くなっている方や子どもがいない方、独身で暮らしている方など、身近に家族がいない方もいるでしょう。また、もともと親戚付き合いをしていない人や一緒に住んでいない兄弟や姉妹にはなかなか頼めないという人、子どもの仕事や育児の邪魔をしたくないと考えている人など、身元保証人を親族に頼めない人が一定数存在しています。

そうした場合に、ほかに頼めるのかどうか気になるところですが、親族以外でも友人や知人に頼むことができるのです。ただし、高齢者や遠方に住んでいる場合は、充分な役割ができない可能性があるため身元保証人として認められないことがあるので注意しましょう。

友人や知人にも頼れないときは身元保証サービスがおすすめ

友人や知人にも身元保証人を頼めない場合としての対処方法としては、身元保証人を求めない病院や施設を探すことです。ただし、東京には多くの病院や介護施設はあるものの、身元保証人が必要ないところの数は限られています。

そのため身元保証人を個人に代わって引き受けてくれる法人が20年ほど前から身元保証サービスを提供しており、現在では数多くの法人がサービスを提供し、利用されているのです。

主に営利目的ではない一般社団法人やNPO法人をはじめ、民間の会社などが運営しており、サービス内容としては、家族に代わって病院の入院や施設の入居時の身元保証人の引き受けから、日々の生活支援や逝去後の葬儀や死後事務支援など、要望に合わせたサポートを終身にわたりサポートしてくれます。

まとめ

今回は身元保証人について紹介してきました。高齢者になると入院や介護施設への入居などが必要になることがありますが、その際に身元保証人が必要となってくることがほとんどです。近くに頼れる親族がいないと不安に思っている人も少なくありませんが、近くに住んでいる友人や知人に頼むことができます。しかし、いろいろな責任が生じるため、頼みづらいと思っている人には身元保証サービスを、ぜひ検討してみてください。

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